自作力糸

市販されている力糸って、3本で2700円とか2本で1800円とかで結構高いですよね?根掛かりの無い浜詰周辺や宮前海岸などで釣るなら問題無いのですが、後ヶ浜や宮津湾みたいに根掛かりの有る場所で釣る時に根掛かりでロストしたりするとブルーな気持ちになります。かと言って力糸をナイロンにすると、釣り味もイマイチになり何か良い方法は無いかと思い釣具屋をうろついていると、船用のPEが100Mで1200円で売っていたので自分で力糸を作りました。この時は8本縒りの繊維を4〜5本抜いて作っていたのですが、道糸との結びこぶが大きくなりトラブルも多かったです。ちょうど道糸の整理をしていたら、カレイ釣りの時に船に引っ掛けられて途中で切れた1.5号のPEが有ったので、抜いて作った力糸と道糸の間に1.5号のPEを入れてみるとトラブルの少なく意外と使えそうなので紹介したいと思います。

用意した物は、
左上…8本縒の船用かジギング用の安いPE
左下…途中で切れた1.5号のPE
右上…力糸を巻くための空きスプール
右下…PEカッターと爪楊枝
まず、船用orジギング用のPEを10m空きスプールに巻き取ります。
次に10m巻き取って切った所を爪楊枝で1cm程ほぐし、繊維をばらします。
ばらしら繊維を引っ張り、それぞれ2m、1.5m、1mの所切ります。このPEは1mごとにマーキングして有るので便利ですね。
抜く時のコツは、中心の繊維から抜く事です(^^)
繊維を抜くごとに、糸をしごいてまっすぐにしておきます
合計で3本の繊維を抜きます。使うPEが6号や8号ならもう1本抜いても良さそうですが、余り抜きすぎると繊維がバラバラになるのでこれぐらいがちょうどかと思います。
もし抜いた繊維の切り端がほつれて出ていたら8の字結び等で結んでおきます。
次にFGノットで抜いた力糸と1.5号のPEを結びます。
電車結びよりFGノットで結ぶ方が、結び目が小さくトラブルが少ないです。
ここでFGノットの説明をすると、僕の表現力では伝わらないのでこちらを参考にして下さいm(__)m
編み込みが終了したところm(__)m
力糸の端をカットしたところm(__)m
最後のハーフヒッチが終わったところm(__)m
糸の端を切ってフィニッシュm(__)m
後は、1.5号のPEを3m取り、スプールに巻いて完成です。1本当たり、150〜180円程度で出来ました。

てな感じで力糸が完成です。淀川で投げ練した時に使いましたが、今までの自作力糸のようなガイドを叩く嫌な音や、パッチン等のトラブルは有りませんでした。ただ、船用やジギングのPEは投げ用に比べて色素が濃く?滑りが悪いので最初の2、3投はセーブして投げる必要が有りそうです。また、市販品のような長期のの耐久性は無さそうですが、実釣には十分使えそうです

(07'01'07追記)
この力糸の耐久性はそれなりには有りそうです。1回の釣り(1日中)と淀川での投げ練に使いましたが、今の所トラブルは有りません。ただ違うスプールに巻いてるのは、FGノットの締め込みがあまかったのかハーフヒッチがきっちりできてなかったため少しほつれていました。FGノットをしっかりと結ぶのがコツのようです。
また、横風がやや強い日に1日中使いましたがトラブルはゼロでした。


(07'07'24追記)
最大部5号の力糸でスピンBXにデルナー33号で投げるとフルスイングした時に力糸がはじけ飛ぶので、最大部8号の力糸を作ってみました。ただ、繊維を抜きすぎるとトラブルの原因になるのでこれも繊維を3本抜いた状態でFGノットにしています。少し太いので投げる時の音は若干大きめですが、トラブルはほぼ無しです。また、ロング仕様(ストレート部13m、テーパー部2m、1.5号部3m)もなかなかイイ感じですよ♪

(09'06'20追記)
6号のPEの繊維を抜かずに1.5号のPEを直接FGノットで接続してみましたが、トラブルはありませんでした。ただ、若干音が大きく出ます。FGノットを強く締め込むことで、トラブルを軽減させれます。

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